内定者向けチームビルディング研修実施以降、研修受講者の内定辞退がゼロになりました!
株式会社 ケン・コーポレーションさま
内定者が安心して社会人生活をスタートできるように──。ケン・コーポレーションは、そんな思いから、2014 年から内定者向けのチームビルディング研修を取り入れました。体験を通じて、チームワークを楽しく学べる研修を実施するようになってから、内定辞退者は目に見えて減少。研修を企画した人事部 主任 吉田佳二郎さんに手応えをお伺いしました。
概要
◆課題◆ 懇親会で終らせるのは、もったいないと感じた
内定者が入社後、順調に社会人生活をはじめられるよう、ケン・コーポレーションでは例年、内定者向けの懇親会を入社前に実施していた。しかし、ただの懇親会で終わらせるのはもったいないと考えた人事部は、内定者同士の仲をさらに深めるチームビルディング研修の実施を検討することとなった。
◆取り組み◆ 内定者同士の交流を促す多彩なチーム活動を実施
研修では60名近い内定者がしっかり関わりを持てるようなアイスブレイクを実施。また、内定者同士に、ランダムなチームを編成させチームワークを競い合う活動などに挑戦してもらった。運営は、楽しい雰囲気を大切にしながら、内定者同士の仲が深まる活動内容になるよう注力した。
◆研修の効果◆ 研修の導入以降は、内定辞退が出ていない
チームビルディング研修の実施以降、研修受講者から内定辞退が一人も出なくなった。ケン・コーポレーションでは研修のほかさまざまな取り組みを実践しているため、内定辞退がなくなった理由のすべてがチームビルディング研修によるものとは言い難い。しかし、人事は確かな手応えを感じている。
2014年から継続して内定者向けに実施
約60名の内定者に向けた、チームビルディング研修を2014年から取り入れはじめたケン・コーポレーション。人事部 主任の吉田佳二郎さんは、実施の意図を「社会人になる心構えをつくる研修と位置づけています」と話してくださいました。「内定者のみなさんに、“研修を通してお互いのことを知り合うことで、同期の結束を高めたうえで社会人生活をはじめてほしい” と、弊社は考えています。そのきっかけになる研修にしたいですね」。
2014年以前、内定者の顔合わせは「懇親会」というかたちで行われていました。しかし、懇親会にはふたつの改善点があり、それを考慮してチームビルディング研修が導入されるようになりました。その2つの改善点のひとつ目は、単なる懇親会に終わらず “学びのある会にしたい” ということ、もうひとつ目は “内定者同士が親しくなれる会にしたい” ということでした。
「“学びのある会にしたい” とは、せっかく内定者がみんな集まる場ですから、雑談の場で終わらせるのではもったいないと感じていたのです。そこで、社会人として働く準備ができる研修にしました。また、“内定者同士が親しくなれる会にしたい” とは、懇親会だとなじめない内定者が出るおそれがあったためです。どうせならお互いがもっと知り合える仕掛けを入れたいと考えました」。チームビルディング研修以前は、懇親会が終わった後に「イメージと違っていた」として、わずかながらも内定辞退を申し出る人がいたのだそうです。しかし、この研修を実施するようになってからは、研修参加者の内定辞退はなくなりました。もちろん、内定辞退を減らす施策はほかにもたくさん実施しているので、この研修のみの成果とまでは言えません。しかし「確実に影響はあります」と、吉田さんは確かな手応えを感じているようでした。
新社会人としてのスタートが順調に!
ケン・コーポレーションでは、入社後の社員はチームで活動することがほとんど。「わたしたちは、お客さまに手厚いサービスを心がけています。そのため、チーム体制で臨む場面が多いのです」。チームでの動き方が学べるチームビルディング研修は、内定者に働き方のイメージを持たせることにも役立ちます。また、「研修で内定者同士が親しくなった状態で入社できるため、新社会人になるうえでの不安が軽減されるようです。よい形でスタートできています」と吉田さんは話してくださいました。
内定者向けのチームビルディング研修を今後も続けていきたいという吉田さん。「働くうえで大切なことに気づけるのはもちろん、そもそも、楽しいことが魅力の研修ですよね。不安でいっぱいの内定者に合った研修だと思います。今後も、ぜひ続けていきたいですね!」