チームでHappyに働ける給与制度を目指して
2018年09月05日
みなさま、お元気ですか~?
“むすぶ・つながる・ととのえる” チームビルディングコーディネーターの菅谷(こうちゃん)です 🙂
チームビルディングジャパン(TBJ)に加わって2年4ヶ月目になりました。
社会科教師として子供の教育・学習支援に5年間携わった後
コラーニングスペース“勉強カフェ” のコミュニティマネジメントを5年ほどしながら
個人で、組織やまちを支えるミーティング&ワークショップデザインをしています。
さて、突然ですが
「みなさんのチームでは、給与や報酬をどうやって決めていますか?」
Happyに働き続けるためには
チームでの人間関係や居心地といったソフト面だけでなく
給与や人事評価制度といったハード面の整備も欠かすことができません。
TBJで普段行なっているプログラムはソフト面に働きかけるものですが
継続的なチームビルディングの観点からハード面のお話もしています。
TBJでもチームでHappyに働いていくために
給与制度についても試行錯誤を続けています。
今回は、そんなTBJの給与制度でのチャレンジをご紹介します 🙂
これまでは、代表のじんさんと交渉するネゴ方式。
欲しい給与や報酬について、じんさんともう一人立会人を交えて3人で
交渉の時間をもちます。
交渉といっても、基本的には
カフェなどで振り返りをしながら
ゆったりと行います。
ネゴの良いところは、一人ひとりの働き方に合わせて
柔軟に対応できること。
ネゴの話をすると、「すごいですね」と驚かれることが多いです。
とは言え、ネゴ制度も万能ではありません。
長年続けてきて、ネゴの懸念点も見えてきました。
- じんさんに判断の負荷が集中する
- 最終的な給与の判断をするのがじんさんになるため、対等な交渉と言えども、じんさんをみて仕事をするようになりかねない
ということで、給与制度改革をすすめています。
現時点でトライアルしているのは、自己決定×相互投票。
こんな形で給与を決めていきます。
- 自分の欲しい金額を決める
- コーポレートメンバー全員で金額と理由を共有する
- 各自調整する
- それでも総額が給与原資を上回る場合には、最低保障額を下回らない範囲で、一律の割合を減額する
- 結果をみて、「この人はもっともらったほうがいい!」という人に、理由を含めて相互に投票する
- 獲得した票数に応じて、プラスアルファで給与を加算する
先日、千里さんが紹介していたOCBのバリューのうち
「自分から」「仲間とともに」にもとづいていて
僕としては、いい感じに機能していると思います★
とは言え、課題も残っています。
- フリーランスメンバーは、じんさんとのネゴのまま
- 個別のネゴと比べると、個々の事情には対応しにくい
改めてまとめると、こんな感じです↓
じんさんとのネゴ | 自己決定×相互投票 | |
◯ |
|
|
△ |
|
|
チームは生き物。
どんなチームにもあてはまる完璧な制度はないと思うのですが
その時のメンバーの状況に応じて、本音で話し合い
最善を目指して変化を続けることが大事だと思います。
給与制度とチームの有様は、お互いに影響を与えあっています。
あなたのチームでは、どんな給与制度を採用していますか?
その制度の背景には、どんな思いがありますか?
その制度は、あなたのチームにどんな影響を与えていますか?
それでは、今日のところはこの辺で。
こうちゃん こと菅谷でした〜🍀