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第54回『メンタル不調が過去最多!対処療法ではなく“組織の体質改善”を始めよう』

2025年04月07日

前回のコラムでは、「チームビルディングは組織の体質改善である」というお話をしました。今回は、いよいよ「では具体的にどんなことをするのか?」についてお伝えしていきますね。

みなさんは、「チームビルディング」と聞くと、どんなイメージを持たれるでしょうか?

「みんなでワイワイ楽しいゲームをして、仲良くなるもの」
「レクリエーション的なイベント」

そんなイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。もちろん、楽しさや一体感はとても大切です。でも、大切なのは、もっと本質的な部分です。

それは、組織の中で【本音で対話できる関係性】をつくること。そして、組織の「血の巡り」を良くすることです。

私たちのプログラムでは、まず全員が夢中になれる状態をつくります。そのために、さまざまな体験型のアクティビティを取り入れています。

なぜなら、人は夢中になると、普段は見せない“本音”や“素の姿”が自然と出てくるからです。そこで起きたことを、みんなで一度立ち止まって振り返ります。

「どうしてうまくいかなかったんだろう?」
「何が原因だったんだろう?」
「どうしたらもっと良くなるかな?」

そんな問いを重ねながら、少しずつチームの“クセ”や“課題”を明らかにしていきます。
そして、ここからが一番大切なポイントです。
私たちは、ファシリテーターとして、場の空気をつくりながら、丁寧に「対話」を促していきます。実は、多くの組織では「本当は思っているけど言えないこと」がたくさんあります。

「言ったところで、どうせ変わらない」
「下手に口を出したら、自分が損をする」
「上司に逆らったら、後が怖い」

そんな“あきらめ”や“恐れ”が、組織の中にしっかりと根付いてしまっているのです。でも、こうした空気こそが、メンタル不調を生む大きな原因になっています。
だからこそ、私たちは、安心して話せる場をつくります。誰もが、感じていることを正直に伝え、相手の話を真剣に聴く。お互いの思いが交わることで、はじめて「本当のチーム」になっていくのです。

コミュニケーションは、決して軽いものではありません。むしろ、私たちは「組織の血液」だと思っています。血の巡りが悪くなれば、どこかで必ず不調が現れるように
コミュニケーションが滞れば、組織はどんどん弱っていきます。

だからこそ、普段から「ちゃんと話せる」「ちゃんと聴ける」組織文化を育てていくことが、何より大切なのです。もちろん、こうした体質改善は一朝一夕にはいきません。時間をかけて、少しずつ変わっていくものです。だからこそ、私たちは伴走しながら、じっくりと支えていきます。

私たちが目指しているのは、「誰もが自分の強みを発揮し、存在意義を感じながら働ける組織」です。仕事は苦しいものではなく、「自分はここにいていいんだ」と思える場であってほしいと、心から願っています。

私たちと一緒に、そんな組織をつくっていきましょう

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組織は変われる!チームづくり資料DL
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