第39回『チームを作る3要素』
2009年01月22日
チームとは何でしょうか? まずイメージしやすいのはスポーツのチームでしょう。それから会社の部署内チームだとか、限られた期間で所属するプロジェクトチームなどが挙がってきます。一般的には何かの目的のために集められた、又は集まった人の集団のことを指しています。
世の中の定義は様々ではありますが、私たちはチームをこう定義しています。
『チームとは、仲間が思いを一つにして、一つのゴールへ向かって行ける組織のこと』
すべてのチームにはその存在理由にもつながる目的/ゴールがあります。たとえばスポーツのチームであれば「地区大会優勝!」であるとか、「オリンピック出場!」などです。もっと緩やかに「みんなで楽しくやろう」といったことが目的となっているチームもあるでしょう。
プロジェクトチームであれば「新商品開発」であるとか、「社内イベントの成功」といった目的があります。目的がない集団はチームとはなり得ません。
また、その目的/ゴールへ向かう思いを一つにしているということもチームにとって重要な要素です。しかし、一般的に便宜上「チーム」と呼ばれる集団ではこの思いの共有がなされていない事がほとんどのように思われます。チームの理想の状態、素晴らしい成果をあげるチームではこのゴールへ向かう思いの共有がとても良くなされています。チームメンバーの誰もが熱い思いを持ってチームのゴールを達成することを目指しているのです。
そしてもう一つの大事な要素がそのゴールへ向かって思いを一つに向かって行ける仲間がいるという事です。一人ではチームになり得ません。当たり前のように聞こえるかも知れませんが、複数のメンバーがいるという事がチームの機能で重大な意味を持っているのです。
チームに必要な要素はたったの三つだけ。
● 目的/ゴールを共有していること
● ゴールへ向かう思いを共有していること
● 一人ではなく、仲間がいること
とてもシンプルなものなのです。とはいえ、これを知っただけで素晴らしい成果を発揮するチームになるわけではありません。しかし、つねに難しいわけでもありません。チームとして機能する組織が何の仕掛けもなく生まれる場合もあります。
チームとは、これら3つの要素を満たした『仲間が思いを一つにして、一つのゴールへ向かって行ける組織』のことです。
※編集部注:チームについて詳しくは、こちらのページもご覧ください。