第34回『チームビルディングは研修だけじゃない』
2008年11月13日
日本でもチームビルディングが普及してきて、リーダー研修や新人研修など、広く取り入れられてきました。しかし、チームビルディングは本来研修のためだけのものではありません。
チームビルディングとは仲間が思いを一つにして一つのゴールへ向かって進んでゆける組織作りの事。そのために有効な方法は色々あります。
チームビルディングジャパンに依頼をいただくケースで多いのはキックオフや全社会議、部門会議、各種オフサイトミーティングでのチームビルディングです。たとえば一泊二日でキックオフミーティングを行うケースでは1日目の午前中に今期のレビューを行い、午後はチームビルディング。夜は懇親会があり、二日目は朝から来期の方針発表やアクションプラン会議などが行われます。
こういったケースで行われるチームビルディングは大体半日程度?1日弱などの短い時間で行われ、深い研修効果は求めません。ここでは主に次の三つの効果のためにチームビルディングが取り入れられます。
●会議の合間に入れるアイスブレイカー効果
●キックオフで新しいスタートのために全社一丸となる効果
●会議でより活発で効果的な話し合いをするための指針を見つける効果
行うプログラムの内容も体を動かすアクティビティの場合もあれば、チームで街へ出て与えられたターゲットリストの写真を撮ってくるようなレクリエーション要素の強いプログラムの場合もあります。
チームビルディング研修は後々まで活きてくる学習効果のために行うのに対して、キックオフや各種オフサイトミーティングその場で活きる瞬発的なチームビルディング効果を狙って行います。この瞬発的効果が会議の内容との相乗効果で「仲間が思いを一つにして一つのゴールへ向かって進んでゆける組織作り」としての価値を生み出してゆくのです。