第25回『自分の適性は自分で決める』
2008年07月10日
組織で仕事をしてゆく上で適材適所ですべてのメンバーが活躍している事が理想です。しかし実際は自分の才能を発揮出来る場で仕事をする事は簡単なことではありません。それ以前に自分がどんな場面で力を発揮し、活躍できるのかを知らないというケースも多いと思います。
皆さんはどんな場面で自分の適性を発揮することができるか自分で知っていますか?
適性テストを受ければ良いというものでもありません。そこでいくら自身の行動の傾向やワーキングスタイルが出てきたところで受け取る自分の腑に落ちなければ雑誌の占いほどの役にも立ちません。逆にきっかけは適性テストでも占いでも、まわりからのフィードバックでも何でも構いません。大事な事は自分自身が選択することです。自分でどんな場面で力を発揮するかを選択するのです。
多くの場合、謙虚さを美徳とする人たちは自分で「自分はこういった場面で力を発揮する」と自分で決めるのをためらいがちです。それは自分が得意とする場面で自分より能力の優れた人たちに対して失礼だと感じることも理由の一つでしょう。自分の能力を自分で決めるのをためらい、他者との比較の中で客観的な(又は相対的な)基準を求めます。
しかし、まわりから「おまえはあっちの仕事の方が向いている」と言われても自分がそうおもわなければそれまでです。
結局は自分で選択するしかないのです。
自分で選択した後に自分の能力を発揮出来る場を見つけるのも自分次第です。試行錯誤を繰り返してでも自分の力で手に入れなければなりません。なぜなら、それは黙って待っていて誰かが与えてくれるものではないからです。「やろうと思っても難しい」「自分がそうしようと思っても上司が認めてくれない」などというのも結局は自分で変えてゆけることを人のせいにしてしまっているだけです。
自分が選んで、自分で行動することで新しい変化が起きます。