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第22回『良いチームと悪いチームを見分ける方法』

2008年05月29日

チームづくりレシピ

皆さんにとってミーティングや打ち合わせの場は楽しい場でしょうか?つまらない場でしょうか?それはそこに参加しているメンバーやその目的によるかもしれません。
皆さんの所属するチームが良いチームか悪いチームかを簡単に見分ける方法があります。それは、そのチームでの会議が楽しいかどうかです。「楽しいかどうかはミーティングの成果やチームで目的を達成することには関係ないだろう?」と思われるかもしれませんが、非常に深い関係にあります。

楽しい会議とは何も常に笑顔でいる会議という意味ではありません。時には反対意見を真剣にぶつけ合いながらも本気で全員が没頭できる場です。私たちの言う「楽しい」の意味はその個人、又はチームにとって適度な困難さを伴うもの。時間を忘れて没頭してしまうようなもの。その結果から得られる報酬にかかわらず、そのプロセスに没入してしまうようなものです。つまり「夢中になれる」ということです。
楽しい会議とはつまり参加者が夢中になれる会議ということです。

夢中になれる会議ということは自分ひとりにとってではなく、チームメンバー全員にとって夢中になれる場でなくてはなりません。もしあなたが声の大きなボスでみんなが黙って聞いていてくれれば自分は夢中で話してしまうかもしれませんが、周りにとっては苦痛でしかありません。
「うちのチームの会議はいつもみんな夢中になっている」と言える人は良いチームを持っているといえます。なぜ夢中になれる会議が良いチームの指標となるかといえばそこにチーム活動の縮図があるからです。まず会議には明確な目的があります。それをメンバー全員で共有している必要があります。色々な視点からのコメントは個々の特性を活かした役割分担によります。違った視点による意見の違いがあってもお互いの人格に対する敬意をもって違った視点の良さを活かすことができます。自分の手柄をあげようと思うよりはチームとしてより良い成果を上げようとします。

会議はある意味、知的チャレンジの場です。チームの力に見合ったチャレンジの場はチームにとって楽しいものであり、そのプロセスそのものに夢中になります。そこから得られる結果や報酬よりもそのプロセスに没頭できるのです。そしてプロセスに夢中になれるからこそ本気で向かい、より良い成果につながって行きます。

定例のチームミーティングが趣味ですと言えるような人は楽しみながらそのプロセスの質を上げ、成果の質も上げてゆけることでしょう。

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