第2回『チームビルディングファシリテーターとして大事にしている事』
2007年08月16日
体験学習型のチームビルディングを行う場合に「どんなプログラムをやるか?」よりも大事なのはファシリテーターの役割です。
きちんとチームビルディングプログラムの効果を発揮させるのがファシリテーター。
これは通常のミーティングのファシリテーションとも少し違った視点が必要になってきます。
ここでは書ききれないほどのたくさんの要素がある訳ですが、その中でも忘れられがちな要素で自分自身が大事にしているもの。
それは「エンターテイナーとしてのホスピタリティ」です。
体験学習なので体験から学んで行くわけです。その体験の質が低いと学びの部分はありません。本気でアクティビティに入り込んで楽しまないといくらリフレクション(体験の振り返りと現実への反映)を行っても何も出てきません。
ファシリテーターはこの体験を最大にしてあげる事が重要な役割の一つです。ですからチームビルディングのファシリテーターはステージに立ったホスピタリティ精神あふれるエンターテイナーとして参加者を引き込んで行きます。
プログラムの最中もひとりひとりの参加者がどれだけ楽しんでいるか、本気で参加しているかを見ながら、さらに良い体験になるようにサポートします。
そしてプログラムにもよりますが、それぞれの参加者が主役になる瞬間を作ったり、チームの良さを承認したりするわけです。
そしてプログラムを終えて全員がとても気持ちの良い顔をしている状態でリフレクションを行うと、相互に承認し合い、
「うちのチーム最高だよね!」という意見が活発に飛び交ってきます。
ファシリテーターとしてはこうして参加者の皆さんが活き活きと良い時間をチームで共有し、またそれぞれの学びを得た話を聞くのが楽しくて仕方ありません。
『エンターテイナーとしてのホスピタリティ』とは楽しんでもらう事を楽しむ気持ちから生まれてくるものなのだと思います。