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第98回『伝えたい時に自分が喋るのをやめてみる』

2015年02月26日

チームビルディング・ノート

周りの人が話す隙を与えないくらい一人で話し続けて止まらない人は居ませんか?または自分自身で話し続けていて空回りしているのを感じながらも話すのが止められないことなどありませんか?

チーム内では関係性に壁があったり不安がある時などに起こりやすく、また何とか自分の立場を改善したいといった焦りのある時などに起こりがちです。

しかし実際には喋り続けてしまうことは関係性の改善の役には立たず、むしろ逆の効果をもたらしてしまいます。

チームの中でも外でも大切なこのよくあるケースについて考えてみましょう。

私自身、自分が喋り続けて止まらなくなっているなと気づくことがあります。そんな時、背景にあるのは不安な気持ちです。「相手は腑に落ちない表情をしている。誤解されていないかな? 理解してもらうためにどう説明しよう?」「ちゃんと伝わっているのかな?何だかこちらが話している事が右の耳から左の耳へ抜けていっているみたいだ。ちゃんと聞いてもらえていないからもっとしっかり伝えなきゃ」などといった不安から言葉が止まらなくなります。相手に伝えよう、分かってもらおうと頑張ってしまうのです。

ところが、この不安で喋り続けてしまう行為は実際には相手に理解してもらえるとごろか逆効果になる場合の方が多いのです。

もしあなたの本意が伝わっていないとしたら、相手も「分かってもらえていない」と感じているはず。実際に「分かっていない」という場合も多いでしょう。だからそんな時は相手はどう感じているだろうか? 何が大切なんだろうか? といった視点に立ち、相手の話を聞くことがが有効です。相手も同じように理解してもらいたいと思っているのであれば、まずは相手を理解しようとすることが良いスタートとなります。「あなたが大切です。あなたの考えを理解したいと思っています」というメッセージが伝わるようなコミュニケーションが大切です。

具体的には

まず自分が話すのを止めて質問する。 相手の質問の意図が理解できなかったら無理に答える前に質問の意図を質問してみる。 相手を理解したいと思っている旨をそのまま伝える。 などといった事があります。

不安で喋り続けている時にはまず自分が喋るのをやめてみる事から始めてみましょう。

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