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第7回『良いチームって具体的にどんなチームにすればいいんですか?』

2011年09月01日

チームビルディング・ノート

お互いに足の引っ張り合いをしながらもいつも好成績のチームと、結果が出せないけれど和気あいあいと仲が良いチーム、どちらの方が良いチームでしょうか?これはあなたのチームが何を目的に置いているか、何を大事にしているかでも変わって来ますが、私はどちらも良いチームとは思いません。

どんなチームが良いチームなのかわからないのであれば安直に答えを求めるよりも自分達でしっかりと話し合い、考えてみることをお勧めします。答えそのものよりもそれを共に共有して行く過程に価値があるからです。

しかし、それぞれにとっての最高のチームを探ってゆくとそれぞれに全く違うものが生まれるかと言うとそうではありません。私たちはいろいろな組織が「自分達はどんなチームを作ってゆくべきか?」を探ってゆくプロセスをお手伝いしています。その中で生まれるものは個々の違いはありながらもどんなチームにも共通する軸があります。そしてその軸にあるものこそが私たちが考える最高のチームです。

■個性/主体性/多様性
まず始めにチームと言っても個人が自分を押さえて、犠牲にして組織の為に頑張るといった考え方ではチームとして機能しません。個人個人の個性と主体性がチームには必要です。そしてその多様性を活かし、一人の優れた個人では成し得ない事を成す事が出来ます。

■あるべき姿(ゴール)の共有
しかし、バラバラな個人がただ集まってもそれではまとまりが無く、到底チームには成り得ません。多様な人たちを束ねる軸が必要です。これは「ミッション」「バリュー」「クレド」など様々な物がありますが、シンプルに捉えるとどんなチームにも欠かさず必要なものは「ビジョン」です。これにも様々な定義がありますが、ここで言うビジョンとは、「あるべき姿」を指し示すもの。どんなチームにもその存在理由(ミッション)があります。そしてその存在理由に基づく目的(ビジョン)を成し遂げる事を目指しています。その目的/ゴールにあたるものが必要です。

■思いの共有
私たちは、チームビルディングを「仲間が思いを一つにして、一つのゴールへ向かって進んで行ける組織作り」としています。このゴールにあたる物があるからこそチームはチームであるのです。
ゴールとそこへ向かう思いを共有しているからこそ、本気で意見のぶつかり合いが起こっても「お互いに同じゴールの為に真剣だからこそぶつかり合う」という事が分かります。同じ思いから生まれる意見の対立はそれを避けたり逃げたりする必要は無く、磨き上げ、チームにとってより良い選択肢を見つける為に役立ちます。

私たちが考える最高のチームは明確なゴールを共有し、本気でそこへ向かう思いも共有しています。そして「仲間が思いを一つにして、一つのゴールへ向かって進んで行ける組織作り」こそ、私たちが誇りに思っている私たちの大事な仕事です。

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