グループとチームの違い
2007年08月01日
ただの人の集まりとチームではこんなにも違う。
私たちは、グループを「人の集まり」という意味でとらえています。チームも人の集まりですから、グループの1つの形です。
明確なゴールがなくても、何らかの目的を持った組織だから、同じ役職だから、入社時の同期だから、といった理由でも人の集まりはできます。しかし、それだけではチームとは呼べません。
また、実際にはチームと呼ばれながらチームとして機能していない場合もたくさんあります。一般的にチーム、グループという言葉は様々な使われ方をするので、定義に固執しなくとも問題はありません。
しかし、機能しているチームと、チームの条件を満たさない人の集まりであるグループを比較した場合に、その特徴には明らかな違いがあります。
機能しているチームの特徴とは
- ゴールが困難でも、目的を皆が理解していて、そこへ向かう過程を楽しんでいる
- ゴールを達成することで得られる報酬(給与や地位の向上)以上に、チームで活動すること自体から得られる“刺激”や“やりがい”、“達成感”を求めている
- 「失敗しないこと」ではなく、「達成すべきゴール」に焦点を当てている
- 仲間の間での意見の衝突を恐れない。意見をぶつけ合うことから新しい価値が生まれることを知っている
- それぞれが責任を果たすことに誇りを持っている
- お互いのよいところを認め合い、敬意を持って接している
- 誰も集団のために自己犠牲をする必要がない。誰かが犠牲となってゴールを達成することは美徳ではないと知っている
さて、みなさんのチームはいかがでしょうか?
「こんなチームになりたい」、「こんなチームで働きたい」と思ったら、ぜひ、チームビルディングに取り組んでみましょう。